便乗叩きに思う

セカンドライフを楽しんでいる人、とりわけ著作権などの常識のある人から見て、とんでもなく感覚の外れた人というのもいるわけです。


そんなちょっと外れた人が、ちょっとおかしな発言を繰り返しているのは、多くのセカンドライフプレイヤーにとって、見ているだけでイライラする。


ある日、ムラの中の発言力のある人が痺れを切らして、そんな外れた人に対して文句を言う。


すると、堰を切ったかのように他の村人も追随してその外れた人への文句を言う。



でも、一歩引いて見てみると、この構図はセカンドライフがマスコミで叩かれている構図とまさに同じではないですか?


自分が「賛成ではない」と思う事柄や、論理的にではなくて生理的に「キライ」と思う事柄に対して、自分の言葉で理論立てて反対意見を述べるのは大変なことです。

ですが、似たようなことを言っている「誰か」の意見に同調すると、すごく楽なんですよね。
不思議なことに、発言者の主観で「誰か」が多数と思われるような判断が下された場合に、いとも簡単に同調した反対意見を表明する傾向が強いように思われます。



反対という気持ちを表明したりすることは自由です。


ですが、気持ちや感覚で話をしていては、建設的な議論にはならないでしょう。


自分のいるコミュニティの意見がいつも100%正しいとは限らないし、むしろバイアスがかかって自分もそのバイアスでしかモノを見れなくなる危険性もあります。


ニュートラルで冷静に」を心がけたいものです。