Matzさんの言いたいことって
話題になっている Matz さんの日記
−Matzにっき「Attacking PHP」
言語仕様のことをアレコレ述べつつ脆弱性や初心者どうのこうのという書き方をされているので、さも PHP そのものを否定しているように見えてしまうのだけれど、コメント欄などをじっくり読んでみると、Matz さんの言いたいことは
【「PHPは初心者に優しい」は不適切な宣伝文句】
この気持ちが根底にあったんだと思います。
(と、同じことを冷静にコメント欄で指摘されている方々もいらっしゃいます)
このような「宣伝文句」って、PHP の開発陣が意図してそのように宣伝してるわけではないですよね?
PHP の書籍を売りたい人たちなどが、そういう宣伝文句で売っているだけですよね?
PHP の言語仕様については Matz さんに突っ込まれるまでも無く微妙な部分は多々あります。Matz さんがその部分について*のみ*議論したかったのであれば、明確にそのように書くべきだったんじゃないかと思います。
文章というのは、読み手が書き手の意図通りに100%読んでくれるなどということは無いはずですし、Matz さんクラスであれば、読み手がどのように文章を解釈するのかということも十分承知されているとは思います。
ですから、Matz さんには「私はそんなことは書いていません」と言うのではなくて、論点を整理する方向の補足をしていただきたいものです。
しかしこういう批判の構図って、結構よくあるものなんですかね。
セカンドライフについてマスコミが作った「宣伝文句」に対して、あたかもセカンドライフそのものを批判しているように見える現象とダブって見えたりもしました。