symfonyユーザ会
symfony仲間と「日本symfonyユーザ会」なるものの設立を準備しています。
大雑把には、既存のsymfonyユーザーや、これからsymfonyを始める方々を支援するための活動をする組織、ということになりますが、特に既存のsymfonyユーザーが普段から感じている「困っていること」を解決するための活動をしていきたいよね、と話をしています。
この「困っていること」というのは人それぞれでしょうけど、私を含めて複数の方が考えている、割と大きな「困ったこと」の1つが「日本語による情報の整理」です。
私自身は、この「情報の整理」という目的から、symfonyユーザ会の必要性を強く感じ、設立の準備にあたっています。
以下、私が「symfonyユーザ会があったらこんな風にしたい」ということを書いてみます。
1. 日本語による情報
symfonyは海外の企業が開発しているソフトウェアで、公式サイトの標準の言語は英語です。普通にhttp://www.symfony-project.org/へアクセスすると、英語のトップページが表示されます。現時点で、このページ自体を日本語で表示する公式な機能はありません。
英語に苦手意識を持っていらっしゃる方も多くいらっしゃることを私は認識しています。
がんばって最新版のダウンロードページやインストール方法にたどり着いた方でも、「どのバージョンを使うべきか」といったドキュメントにまでたどり着くのは難しいと思います。
また、実際は、かなり多くのドキュメントが日本語化されているのですが、そのドキュメントにたどり着くまでのナビゲーションは英語です。
私自身、理想を言えば、公式サイトが完全に日本語対応し、ナビゲーションなども改善して、symfonyユーザーは誰でもちゃんと公式サイトを見ている、という状態になるのが望ましいと考えています。が、特にこのようなOSSプロダクトで、そういった状況になることはまずないと思います。
このような問題を解決するために、ユーザ会のウェブサイトでsymfonyに関する日本語の情報を再整理したいと考えています。
2. 単なる翻訳以上のドキュメント
公式サイトには、たとえばJobeetの日本語チュートリアルなどがありますが、これらは基本的に「翻訳」です。この翻訳をブラッシュアップすることも当然必要なのですが、たとえば「もっと説明を丁寧にしたい」という箇所があっても、翻訳文でだけ大幅に加筆するといったことは(このようなプロダクトでは)通常行いません。本当にそのような必要がある場合は、主言語である英語のドキュメントに対して、追記が必要である旨をディスカッションし、変更するというプロセスが必要になります。
これは私たち日本人にとってなかなか大変な作業であるばかりでなく、明らかな間違いなどでない限り、受け入れられづらいものです。
初心者の方が理解しやすくなるような補足説明、補足のリンクなどを中心に、既存の日本語ドキュメントをより使いやすくしたいと考えています。
これら2つは「私」が考えている「symfonyユーザ会でやりたいこと」ですが、もちろん、これ以外のさまざまな活動もユーザ会として行っていければと思います。特に、以下のような「しんふぉにゃん」の方々には是非ユーザ会に参加していただいて、一緒に活動していただければと思っています。
なお、symfonyユーザ会について、みなさんが「ユーザ会でこんなことをしたい!」と思っていることや、symfonyについて困っているということなどを伺うチャットミーティングを開催する予定です。
現在このミーティングの日程を以下で調整中です。
http://chouseisan.com/schedule/List?h=6a1a7b355b1d8e19955a43cb75776678
参加ご希望の方は、参加可能な日付などを登録してください。
【3/9 22:05追記】
チャットミーティングは以下の2回開催することになりました。
- 3/11(木) 21時〜
- 3/14(日) 21時〜
場所は、Cometeoチャットです。